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冬を暖かく過ごそう!賃貸の寒さ対策!



気持ち早足で帰宅を急ぎ、暖かい空間を求めて玄関ドアに鍵を差し込む。

ここを開ければ天国だ!そんな期待を胸に一歩部屋に踏み入った瞬間、それは都合のいい幻想だったことに肩を落としたことはないだろうか。


慌てて暖房をつけても、どこか寒い。

隙間風、ドアの開閉による強制的な空気の入替、むしろお風呂が地獄。

そんな冬あるあるを少しでも快適にすべく、賃貸管理不動産屋があたたかく過ごす方法の一部を提案したい。




隙間風を防ごう

 

隙間風というのは大抵窓から入ってくることが多い。

まずは窓をやっつけてしまおう。



その名の通り、窓の隙間を埋めるためのテープである。

築年数が経っている木造の物件によくみられる、避けられない歪みや使い続けることによって現れる隙間。


その隙間から暖気は逃げ、冷気は現れる…

ならばふさいでしまえばいい!と彗星のごとく登場したのが隙間風テープである。

開発者の方々、本当にありがとう。


貼り方はこうだ。

  1. 貼る前にまずは汚れ落とし。窓枠と窓の掃除する。どうせだからといって部屋の中も掃除をし始めると終わらないのでとりあえず窓だけで。

  2. 貼りたい場所の長さを図って切る。気持ち長めに切っておくとあとで泣かない。

  3. テープの部分を少しずつ剥がしながらすきまにピッタリ合わせて貼っていく。

  4. 貼ったところをぐっと抑える!

隙間風テープは様々なメーカーから出ていて、幅や太さなども好きなものを選択可能だ。

賃貸なので、できるだけ跡が目立たないようなものを選ぼう。

また、できればワンシーズンそこそこでこまめに張りなおすこと。

効果を十分に保つためにも、あまり長く放置はせず張り直しを推奨する。



断熱カーテンの効果は抜群だ!

 


引っ越しの時に慌てて買ったカーテン。

結構値が張るし、とりあえずそのままでいいや…そう思って何年も交換していない人は多いのではないだろうか。

必須ではあるものの、目隠しができればOKの精神で購入したものであれば、ぜひとも一度カーテン売り場を練り歩いてほしい。


カーテンは思いの外種類がある。

遮光性などが★マークで記載してあったり、防火の表示があったりと案外目まぐるしい売り場なのだ。

一つ一つ見ていたらあなたもカーテン沼にハマってしまうので、その前に確認したいのは「断熱」と書いてあるカーテンだ。



断熱カーテンとは、カーテン生地に特殊な加工されており、作り出された層が生地の間に空気を作り出して熱を吸収し、カーテン内と外に断熱効果を生み出すという優れもの。

抜けてしまうはずだった暖かい空気が逃げずに留まる、これほど部屋を暖めるにあたり効率的なことはないだろう。


このカーテンの優れもの加減は断熱だけではない。

裏地がついているため、なんと遮音効果もあるのだ。

賃貸には嬉しいことだらけである。


玄関前にも突っ張り棒で簡易的なカーテンをつるしておくのも実は効果的。

外からの外気を徹底的に防ごう。


ここで少しおすすめなのは、窓の長さより少しだけ長くカーテンを購入すること。

カーテンと床の間にも隙間を無くし、断熱効果を高めて快適生活をおくろう。

なお掃除機をかけるときは、必ずカーテンを引き上げてから行うように。

吸い込むと結構面倒くさい。



床にラグ・ホットカーペットなど暖かいものを敷こう

 

窓を完膚なきまでに対策してやったら、お次は床だ。



フローリングの冷たさに感謝するのは夏、嫌悪するのは冬。

底冷えするという言葉にあるように、まさに足元からしんしんと冷えて足先をこすり合わせた経験はないだろうか。

もこもこのあったか靴下など保温グッズはだいぶ増えたが、床暖房のような最強のお供はいない。

ならば疑似床暖、自身を暖めるのはもちろんだが、冷たい床とおさらばしてみるのはいかがだろうか。


簡単でコストパフォーマンスが高いのは毛先の短いほわほわふわふわのカーペット。

素足で踏むとふんわりとした感触に幸せな気分を味わえるし、特別なことは必要なくただ敷くだけなのもポイントが高い。


もうワンランク上を目指すのであれば、ホットカーペットをお試しあれ。

これぞ疑似床暖房。

踏むだけなんてもったいない、その上に座れば下半身全部を、寝転べば全身ほっこり暖めることが可能だ。

しかし電気代の上乗せ、こいつだけがネック。


どちらのカーペットにも、敷くのであれば注意してほしい点がある。

  1. 賃貸において、敷物の敷きっぱなしはNG

  2. カーペット部分の掃除はこまめに

  3. 液体をこぼしたら必ず乾かす

まず賃貸において、布団だけでなくカーペットも敷きっぱなしはご法度だ。

長い間敷いた代償としてその跡がくっきり残り、退去時費用から貼替費用を差し引かれたケースは多々ある。

液体をこぼしたものをそのままにした結果、浸み込んだものが跡になり部分貼替なんて悲劇の現場も目撃されるので、できれば2週間に一回はカーペットは剥がして干し、敷いていた部分を湿気から解放してあげよう。


また、カーペットは思った以上にゴミがたまりやすいし、放置するとダニの温床になるので、ながらコロコロを推奨する。

掃除機も入念かけて、いつでも清潔にカーペットライフを楽しもう。



寒い部屋はいやだ!暖かい物件って?

 

そもそも寒い部屋に住みたくなんてない!

そういう思いを抱えている人も多いのではないだろうか。

建物全体に温度調整がついている高級マンションの場合は別だが、それ以外に「この部屋はいつでも絶対に暖かいですよ!」なんて言いきれる部屋はそうそう存在しない。


寒いのが苦手な方へ、参考程度の不動産知識をお預けしよう。


  • 断熱がしっかりしている鉄筋コンクリートマンションを選ぶべし

  • 住みやすいが、寒さが苦手なら「角部屋」「最上階」は避けよう

  • 窓の素材をチェック!


寒さが苦手なら、木造のアパートよりも鉄筋コンクリートのマンションがおすすめ。

築浅の物件だと、外断熱といって建物外側を断熱材で覆う施工方法を使って建設された物件もちらほら見受けられる。

譲れない条件の中に寒さが入っているのであれば、気密性の観点からもマンションに絞って探してみよう。


角部屋、最上階は外に接している面が多いため、直接外気に触れやすい。

人気の2条件だが、寒さ対策には向いていないので、候補からは外してもよいかもしれない。


内見時確認してほしいのは、窓。

窓を触って結露ができていないか確認しよう。

指が濡れるようなら、断熱がうまくいっていない可能性がある。

そういった物件を選ぶときは慎重に。

また、最近の建物ではペアガラスや複層ガラスといった、特殊な窓をはめ込んでいる場合がある。

先程紹介した、断熱カーテンと同じような役割を窓だけで果たしているのだ。

入居前からなんとも最強の布陣である。



まとめ

 

寒い日は、家の中で暖かくのんびり過ごしたい。

それこそあったかいコーヒーなどを片手に、窓辺で読書なんて最高のシチュエーションだ。


だが日差しがいつでも降り注ぐ部屋に住んでいる人ばかりではない。

暖かさを求めてこたつに潜り込みそのまま寝てしまい風邪をひく前に、この記事を読んで、寒い冬を少しでも暖かく、お部屋で快適に過ごすことができるようになれば幸いである。


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