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2021年11月13日6 分

よかろう、ならば戦いだ!アパート・マンションの虫対策!

身近な存在ではあるが、どうしても苦手という人が多い、

日々虫と格闘している人も多いだろう今日この頃、虫の種別と共に対策を考えていこう。

季節ものと侮るなかれ、蟻や蜂
 
仁義なき戦い!ゴキブリ
 
どこから沸くのか、コバエ
 
虫の苦手な人に向けた部屋探し
 
まとめ

季節ものと侮るなかれ、蟻や蜂


蟻や蜂の声が聞こえたらいいのに、何度そう思った事か。

いつの間にか家の前や部屋の中を歩いている蟻の行列、羽音が聞こえると気づいた時には大きくなっている種類がわからない蜂の巣。

なぜ、そこに?なんて場所に現れる奴らの対処法は単純である。

業者に頼む

何当たり前の事を、と思っている方も多いだろう。

だが、意外と自分で対処しようとする人たちが多いので改めて警告しておきたい。

蟻や蜂は、舐めていると被害が大きくなる可能性がある。

種類にもよるが蜂に刺されると人体へ影響を及ぼす事もあるし、素人が生半可な装備で手を出すべきではないのだ。

蟻も発生した原因を取り除ければいいが、その場限りの対処を行っただけではまた同じように発生してしまう。

また羽蟻や赤蟻、シロアリを屋内で見かけた場合は話が変わってくるので、早急に知らせてほしい。

やっかいな蟻や蜂に関しては無理はせず専門家に任せよう。

両方とも季節ものなので、一度処理すればその年の被害を減らすことができる。

仁義なき戦い!ゴキブリ


実は「生きる化石」とも呼ばれるほど古くから存在し、その姿かたちをほとんど変えていないと言われるゴキブリ。

生態系において昔はとても大事な役割を持っていたゴキブリ。

どこにでも現れ、早い脚で逃げ回り、頭の上を飛び回り、なかなか駆除されてくれない。

見るとなぜか恐怖を抱いてしまうゴキブリを、侵入させたくないと思っている人は多いだろう。

できる限り出会わない室内を作るために、まずは対策を考えてみよう。

ゴキブリには侵入経路をふさぐ事が有効である。

平たく頑丈な体を生かして隙間があれば問答無用で侵入してくるあいつら。

しっかりと侵入経路をふさぐだけでも、結構な効果があるのだ。

気を付けてほしい場所は「配管」「窓」「玄関」「換気扇」である。

キッチン下収納の配管、エアコンのホースはよくある侵入口。

シールだと跡が残ってしまったりする可能性があるので、固まらないパテがおすすめだ。

穴埋めパテ

換気扇はキッチン排水溝用のストッキングタイプのフィルターなどをかぶせておくといい。

24時間換気ができる場合は24時間換気をしておこう。

窓や玄関は隙間を埋めるために隙間テープを貼ってみよう。

虫対策と併せて隙間風を防ぐため防寒にもなり、築年数が経っている物件などでは一石二鳥の対策だ。

隙間テープ

賃貸でやってもいいものか不安になる人もいると思うが、管理会社の立場から言ってしまえば跡が残らないように剥がせればいい

あまりに安いものを使用してしまうと退去時に剥がせず後悔する可能性もある。

実際に使用するときは、できるだけ賃貸で利用した人の口コミなどを確認してから購入しよう。

どこから沸くのか、コバエ


人体に何をするわけではないけれど、見た目も不衛生、1匹見かけると次々と目に入ってくる、鬱陶しいあいつら。

いくら駆除しても次の日には平然と飛んでいるコバエ。

奴らの徹底殲滅はなかなか骨が折れるものである。

コバエを発生させないための第一歩は、ゴミをためないこと。

キッチンやキッチンまわりのゴミ箱の生ゴミなどは発生源になりうる。

キッチンは排水溝まで掃除をし、徹底的にきれいにしてコバエを見返してやろう。

洗面台とお風呂も同じく、排水溝の掃除をしよう。

お風呂はエプロンの下が住処になっている可能性もある。

道具があれば自分で外して掃除をしてもいいが、なかなか時間も手間もいる作業だ。

これを機にクリーニング業者へお願いしてすべてピッカピカにしてもらうのも手。

プロに掃除をお願いした後のお風呂場は、見違えるほど美しく輝いているので一度試してみてほしい。

※構造によってはエプロン内部清掃ができない場合もあるので、事前に業者と相談必須。

巷で人気の「コバエ取り」なんて商品もある。

増えすぎてしまったコバエはこういった便利グッズで一網打尽にしたうえで、さらに水場を綺麗に保つことを心がけよう。

めんつゆと酢1:1で自作のコバエとりを作ることも可能だ。

お試しあれ。

虫の苦手な人へ向けた部屋探し


虫も生き物。生体を否定する気はない。

理解してはいるがそれでも我慢ならないと嫌われてしまうのが虫。

だったら最初からなるべく虫の少ないところに住みたい!

そう思う人も少なからずいるはず。

そんなわけで、虫が住みにくいと言われている構造などおすすめをピックアップしてみよう。

木造以外の物件に住む

まずはこれ。

少なくとも部屋に現れる蟻の被害は減るし、ネズミや蜂といった巣を作るタイプの害虫から身を守れる可能性が高い。

高い階層を選ぼう

高い階層の方が虫が出にくいと言われている。

絶対に出ないというわけではないが、蚊やハエは4F以上では長生きしにくいと言われているし、床を這う虫に関しては1Fなどより発生リスクは減る。

高ければ高い方が虫に出会う確率は減るので、本当に虫が嫌な場合は高層マンションの上層階が安全かもしれない。

建物内に飲食店やコンビニがある建物はなるべく避けよう

自分が住む建物の1Fがコンビニだったら…誰しも一度は描く夢。

だがコンビニ、飲食店やスーパーなど食品を扱う店が同じ建物に入っているマンションは、餌を求めて虫たちが集まってくる可能性が高い。

そしてそのまま部屋まであがってくるなんてことも…

しかし建物を出なくても便利な施設を利用できるのは、そこに住む人たちだけの特権である。

必要としているのであれば、大いに悩んで決めてほしい。

公園や広場、森などが近くにない立地を選ぼう

近くに緑がある物件は景観もよく、毎朝鳥の声を聴きながら目覚めるなんて爽やかな日々を送ることができるかもしれない。

しかし緑があるということは、虫にとっても環境◎な優良物件である。

川が近い場合も同様だ。

いい環境に住みたいのはやまやまだし、自然はあるに越したことはないが虫が嫌いなのであれば覚えておきたい。

緑は人間にとっても安らぎをもらったり心身ともにいい影響も沢山ある。

虫対策をしつつ住む、というのも一つの選択肢かもしれない。

まとめ


家に虫を全く入れないというのは困難である、というより限りなく無理に近い。

全て防ぐのは難しくても、ちょっとした対策を行うことで寄り付かせないような住居に変えることはできる。

殺虫剤などを常備しておくのもいいが、まずは少しの努力から初めてみよう。

またこれから部屋探しを始める虫が苦手な人も、物件探しから対策まで少しでもこの記事を役にたててもらえたら不動産屋として本望である。